ライトコントロールとはなんぞや
・育成馬にライトコントロール(日高) (JRA育成馬日誌)
ライトコントロールなるものは聞いたことが無かったので、ググってその情報を集めてみた。まとめると、こんな感じ。
★ライトコントロールとは
冬季、馬に照明を当て春が来たかのような錯覚を与えてホルモン分泌を促すこと。
★メリット
<繁殖牝馬の場合>
・種付や出産の時期を早めることができる
→交配の機会が増える
→人気種馬との交配がしやすい(繁殖期後半になるほど種付けが混み合う)
→早生まれの仔馬はせりで売りやすい(早生まれなぶんだけ成長しているので、馬体が雄大に見える)
→仔馬が早く生まれてくれると来年の繁殖計画が立てやすい
・引退直後の牝馬の受胎率が上がる
<仔馬の場合>
・成長が促進される可能性がある
・冬毛の脱毛が促進されて毛艶がよくなり、せりなどで売りやすい
★デメリット
・仔馬を早く生まれさせた場合、仔馬は春になるまでかなりの放牧時間制限を受けなくてはならない
・冬毛の脱毛が促進されると、寒さに対するリスクが上がる
★参考サイト
・育成馬へのライトコントロール法の応用について (JRA育成馬) *PDFファイル
・平成17年度普及センターだより第1号/日高東部地区 (未来ひだか)
・講習会 (おうまのバケツ)
・ウマ科学会2 (とりカツ定食おかわり。)
・ライトニングボルト (プロフェッサー・フォフマンの競走馬学総論(生産編))
・繁殖成績を向上させるための工夫と課題 (JRA競走馬総合研究所)
不自然な感じがするのは否めないんだけども、いろいろ考えるとこういうのも必要なんだろうか。まあ、馬達にあまり負担かけないようにやってほしいな、と思う次第であります。
(2006/1/16にエントリの内容を少し追加しました)