バブル崩壊後の地方競馬の経営状態 (3)TCK・浦和・船橋・川崎
◇TCK
=メモ=
単年度赤字が続いているが、黒字時に積み立てた基金を取り崩して赤字を埋めているため、累積赤字はなし。基金の残高は、2001年度末時点で263億円。
=関連=
・オオイなる議論 大井競馬、売上げ減で場外馬券売り場を各区に (朝日新聞 93/2/25)
・東京シティ競馬に3連複、3連単登場 売上げ増へ起死回生策 (産経新聞 02/4/8)
・大井競馬でも3年連続の赤字、南関東4場連携で改善へ (岩手県議会議員 斎藤信のホームページ)
◇浦和競馬
=メモ=
赤字経営が続いたため、2001年5月に「浦和競馬検討委員会」を設置。他場との連携強化などにより、2002年度には大幅な収支の改善に成功した。2004年度には再び赤字となったが、2005年度は5億4000万円の大幅黒字になったとの情報も。
=関連=
・起死回生なるか 6年連続赤字・・・浦和競馬場、閉鎖も視野に瀬戸際の運営 (毎日新聞 99/8/25)
・読売新聞朝刊 浦和競馬、2年連続の黒字 場外馬券場の開催増が影響 (読売新聞 04/8/31)
・浦和競馬組合の経営改革について (埼玉県議会ホームページ)
・浦和競馬の目覚しい経営改革の成功までの記録 (東日本税理士法人・特定医療法人協議会)注:PDF
◇船橋競馬
=メモ=
1995年度には19億円ほど累積赤字があったとのことだが、経営改善計画により2003年度には累積赤字がゼロ近くに。2004年度売上の対91年比・2000〜2004年の単年度収支平均とも全地方競馬中トップの、「最も経営状態が良好な地方競馬」。
◇川崎競馬
=メモ=
2002年度までは単年度収支で10億円以上の赤字が出ていたが、2003年度から収支が大幅改善。2005年度の単年度収支は3億2000万円の黒字、との話も。ただし、累積赤字とは別に、川崎市の「競輪事業特別会計」からの借入金がある(2005年度時点で31億円あまり)。
=関連=
・競輪特別会計について (川崎市議会議員 いのさんのインターネットかわら版)