「ジョッキーゼロ」RIGHT STAFF
発売日:1996/11/01
メディア:プレイステーション
購入金額:105円(中古)
「思考型レースゲーム&ジョッキーシミュレーション」らしい。まあ、簡単に言えば騎手ゲー。特徴的なのは、騎手ゲーには珍しくストーリーがあることと、主人公が馬と話せるという特殊能力をもっていること。
☆システム
- レース時にすることは、「スタートを決める」「他馬とぶつからないように走らせる」「スパートの合図を出す」の3つだけ。シンプルな造りだけれど、スタートのタイミングがシビアなのと、馬ごとに違うスパートのタイミングを類推できるデータが一切表示されないせいで、これがかなり難しい。慣れるまでにはかなりの時間が必要。
- 逃げ馬は外枠引くとつらいとか、揉まれ弱い馬が内枠に入るとつらいとか、追い込み馬は展開に左右されるとか、そこらへんはかなりバランスよく作られている。この点だけは、今までやった騎手ゲー中で最も出来がいい。
- 主人公と会話できる馬が1世代に4頭ほどいて、こういった馬を何度か勝たせてあげると、だんだんと仲良くなれたり、やる気のなかった馬がやる気を出してくれたりする。これはけっこう楽しいんだけれど、問題は、お手馬という概念がないので1頭の馬に乗り続けるのが難しいこと。がんばって勝たせても、次のレースの騎乗依頼こないし。
- リーディング争いはなぜかとてもレベルが低い。ボロボロ負けてた1年目で、簡単に騎手3冠が取れたってのはちょっと……
- 賞金を稼ぐと、車やマンションを買ったりすることができ、徐々に生活がグレードアップ。変なとこだけ妙にリアルだけど、こういうバカバカしいのは好き。
主人公は馬と話せる。
☆グラフィック
- レース画面はかなり雑。キャラクターの絵にも癖があり、グラフィック面はお世辞にも褒められない。
う、馬!?
☆ストーリー
- 勝利数を増やしていくと、普段のレースの合間合間にストーリーイベントが発生。「負ければ即ゲームオーバー」という対決に勝ち進んでいき、ダービーで“カイザー”という騎手を負かせばゲームクリアとなる。内容自体はたいしたことないんだけど、騎手ゲーにストーリーが付いているのは珍しいので、その物珍しさだけでもけっこう楽しめる。
- 騎手や調教師などに女性が何人かいて、それぞれとの恋愛要素なんかもあったり。でも、肝心の女の子があんまりかわいくないのが難。一番かわいい外国人女性騎手とはほとんど会えないし。
恋愛要素もあります。
☆総評